「君たちはどう生きるか」を読んで

漫画

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近頃の僕はやる気というものが皆無で、本当にちっとも何もする気が起きない。

日々会社をサボって寝てるばかりであります。

じゃあ仕事の調子はどうなの?ってことですが、これが意外にも売上絶好調でございまして、僕のモチベーションなんて商売には関係ないということです。

とはいえずっとそんな調子では人生つまらないので、できればはつらつと仕事に向かいたいと切に願っておりますので、やる気が出そうな本でも買おうと思って書店に向かった次第です。

そこでこの100万部突破のこの本「君たちはどう生きるか」わ手に入れました。

実は僕は予備知識がなさすぎて、このお話が80年前にかかれたものだと読み終わるまで理解していなかったので、そういった視点を持って本を読んでいなかった。

要は全体主義まっただ中の時代に書かれたこの本はすごいという事だが、現代においてはそれほど革命的なわけではないかなという印象です。

とはいえ、この本はとても面白いことには変わりありません。

肝心の内容ですが、
漫画では小学生みたいな頭身でかかれているのでてっきり小学生かとおもっていましたが、
意外と大人の15歳の少年コペルくんが近所に引っ越してきた親戚の叔父さんと一冊のノートを通して、どう生きるかについて学ぶという内容です。

僕の年にもなるとなかなかコペルくんよりどうしても叔父さん側に感情移入してしまうのですが、この叔父さんはなかなか魅力的な人物であります。

大人としての視点を持ちつつも童心を忘れず、固定概念にとらわれない叔父さんに憧れる人も少なくないとおもいます。

ただ、残念なのは僕がいまこの歳でこの本を手にとってしまったというのは悲劇です。

本の中でも物語は一貫して少年コペルくんの視点でかかれており、叔父さんのノートも読者がコペルくんに自己を投影して読む方が感動が多いと思うのです。

だからこの本は青少年育成にこそ読んでほしい本だと思いました。
単純に僕の心が汚れているだけだと思いますが、将来の息子、娘のために本棚に置いておくとします。

名著であることには変わりありませんが、分泌されるアドレナリンの量はいまでは微々たるものになってしまいました。

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