嫌なクライアントとの付き合い方

仕事術

私は明日、嫌なクライアントとの打合せであります。
その嫌さたるや、嫌だ嫌だと考えていて誤ってこのブログの過去の記事を全て消してしまうほどに嫌なのです。

嫌だとはいうものの”嫌い”とは別なことであって、
おおよそクライアントがいやな理由は”怒られるから”ということに集約されます。
大人になってから怒られるということは何をおいても避けたいことです。

一方で私は別にクライアントのことが嫌いなわけではないことも述べるとすれば、
例えばの話、愛すべき恋人や妻であっても嫌な瞬間は存在しても嫌いではないのであります。

クライアントも一人の人間であるので怒りを露わにしなければならぬ時もあることは理解できますし、
内心では怒っていなくとも沽券にかかわるだとか矜持であるとかそういった理由で怒らざるを得ない場合もあるのは理解出来ます。

とにかく社会人たるものこういった嫌なクライアントとのビジネスもこなさねばならぬものですし、
逆の立場の社会人の方々は怒ってなくともおこらなければいけない時もあるわけです。

嫌であるということは、相手にとっても嫌であることが多く、
そのような不毛な付き合いは早いところ終わらせたいものですが、
一度もつれてしまった関係というのは恋人であってもビジネスであっても1日では解消できないのが常です。

こういった場合、我々のようなしがない代理店勤務のサラリーマンは平に謝罪の雪崩でのりきろうとしがちですが、
これはあまり得策ではないと感じます。

謝りたおすというのは”これ以上言葉はありません”、”謝ることしかできません”という必殺技でありますので、
最終手段としてとっておくとすれば、やはり今できることを精一杯やるということが得策かと思います。

こういった状況に陥った時に取るべきことは、
如何に早く面と向かって話をし、関係解消に向けて建設的な話をするべきかということです。

我々はこの件についてここまではできます。普通のやるべき範囲を大きく逸脱してここまでします。ということを明らかにし、
逆に言うとこれ以上なできませんということを明示する話し合いをすべきというわけです。

おしどり夫婦もときには離婚するように、如何に優れたアドマンやマーケッターであっても合わないクライアントはいるものです。
合わないのに付き合うということはお互いの不幸なのです。

モンスタークライアントというのも世の中にいるとは聞きますが、
たいていの場合、モンスターになるには予兆があるものです。

0

コメント